カラッとした秋の空気に、澄み渡る青空。公園遊びが気持ちのよい季節ですね。子どもたちが思い切り遊べる遊具の充実した公園も良いけれど、たまには家族でゆったりと“非日常”を楽しめる公園はいかが。非日常体験は、心と体をリフレッシュさせ、明日への活力にもつながります。
今回は、東京都内で気軽に非日常体験をできるおすすめのスポット【武蔵関公園】をご紹介します!
東京23区ナンバーワン1の緑豊かな街・練馬区にある【武蔵関公園】は、湧き水からできた、ひょうたん型の池の周りに広がる公園。武蔵野の面影を象徴する樹木が茂り、秋は紅葉、春は桜の名スポットとしても知られています。
池の周りを散策するだけでも癒される景色と出会えて楽しいのですが、より非日常を体験したいならボートに乗るのがおすすめです。心地よい水のゆらぎを体感しながら木々や空を眺めたり、水面に映った景色を楽しんだり、間近で野鳥を観察したり。ボートの上から眺める景色は新鮮で、非日常が味わえること間違いなしです。
【武蔵関公園】のボート、なんといっても嬉しいのはその利用料。一般の方は30分間200円ですが、小・中学生および65歳以上75歳未満の方が含まれる場合は30分間100円。そして、未就学児および75歳以上の方が含まれる場合は30分間無料なんです!! お財布を気にせず、気軽に乗ることができますよね♪
ボートといえば、井の頭恩賜公園や石神井公園なども有名ですが、混んでいたり、料金が高めだったりします。その点、【武蔵関公園】のボートは、お花見の時期などは混むようですが、それ以外の時期はすいていて、料金もリーズナブルなのでおすすめです。
【武蔵関公園】のすぐそばを西武新宿線の電車が走行。公園を散策しながら、ボートに乗りながら、行き交う電車を眺めることができるので、電車好きのお子さまにもおすすめのスポットです。
★★★ 基本情報★★★
武蔵関公園
【所在地】東京都練馬区関町北3丁目45‐1
【TEL】03-3928-2484
【ボート場営業期間】3月15日~11月30日
【ボート場営業時間】9時30分~16時30分
【ボート休業日】毎週月曜日
※月曜日が祝日の場合は火曜日休業
【アクセス】
■西武新宿線
「東伏見駅」より徒歩5分
「武蔵関駅」より徒歩10分
【駐車場】なし。ただし、すぐそばのダイドードリンコアイスアリーナに隣接する大型駐車場を利用可。アイスアリーナでイベントや競技開催時の際は、関係者優先となる場合があるのでご注意ください。
親子3人で「武蔵関公園」へ。ボートから見た非日常の景色に感動!
週末に息子を連れていく行く公園を探していたときに、ネットで見つけたのが「武蔵関公園」です。じつは息子が2歳ぐらいのときに2人で電車に乗って行ったことはあったのですが、当時はまだ小さかったので園内を散策しただけ。6歳になった今ならボートが楽しめそうだなと、再び行ってみることにしました。
わが家が訪れたのは梅雨入り間近の6月初旬ということもあり、時折雨がパラつく、あいにくの曇り空。
残念ながら池の水は濁っていましたが、晴れていたら陽射しが水面に反射してきっと美しい光景なのでしょうね。
いきなりメインイベントのボートだと時間を持て余してしまいそうなので、まずは池の周りの遊歩道を歩いてみることにしました。遊歩道の一部は、池の間近まで下りて歩けます。
水面にカモを発見! 可愛らしい3羽のカモに、息子の視線も釘付けです♡ わが家の近くでもたまに出会えるカモですが、このように水面を泳ぐカモを見れる機会はないので、とても良い経験です!
水面下には鯉の姿もたくさん確認できます!
時折パラつく雨によって水面に生じる「波紋」をジーッと観察する息子。水が濁っているおかげで、よく見えます👀
「あのボート乗り場まで歩くよ~」と言うと、足取りが軽やかになる息子。
そして、ボート乗り場に到着!
こちらの乗り場の前にある建物にスタッフがいるので、先にそこでチケットを購入しましょう。未就園児連れの場合は、そのむねスタッフに伝えてチケットを受け取り、乗り場に向かいます。
緊急事態宣言中ということもあってか、ボート乗り場は閑散。わが家以外に1、2組しかいませんでした。「密」とは無縁そうです。
ちなみにスワンボートのような変わり種はなく、手漕ぎボートのみになります。
手指のアルコール消毒をすませたら、スタッフの指示に従っていざボートに乗り込みます。
ボートを漕ぐ人が真ん中に座り、それ以外の人はバランスをとるように前後に座りましょう。
漕ぎ手は、もちろんわが家でいちばん力持ちのパパ。なので、パパが真ん中に座り、私と息子は後ろに並んで座りました。
そして、いざ出発🚤
ところが、私と息子のほうが重たいために、沈みそうになってうまく進みません💦
そこで、ゆっくりと息子の手をにぎりながらボートの先端に移動させ、なんとか漕ぎ出すことができました。
本来はボートが船着き場から離れたら、立つことはできないのでご注意くださいね。
穏やかな池で、ゆっくり景色を楽しみながら水上散歩♪
公園という日常空間も、水上から見ると新鮮に見えます。
ゆったりと景色を楽しんでいるのは私と息子だけで、慣れないボート漕ぎに苦戦するパパ。
天気が良かったらな~と思っていたときに、その願いが天に届いたのか、なんと晴れ間がのぞいてきました🌞
眩しいぐらいの青空に、緑豊かな景色。水面に反射した陽射しがキラキラ✨と輝いてとてもキレイです。癒されますね~
人懐っこいカモが、めちゃくちゃ近くに寄ってきました!!
水をかいて進む様子がよく観察できます👍
あまりに近すぎて、オールが当たりそうな場面もあってヒヤッ💦
カモさん気をつけて~
池の途中にある島に近づくと、紫陽花を発見!
ボートでしか近づけない場所に行って、季節の草花を観察するもの楽しそうです♪
そして、あっという間の30分! ボートという非日常を満喫しました♪
ボートを乗り終えたあと公園を散策していると、走行するドラえもん電車に遭遇!
ドラえもん好きの息子も大興奮♪ こちらの写真では見えづらいので、駅で撮影したときの写真もご紹介します!
こちらがわざわざドラえもん電車に乗り行ったときの写真です。
ドラえもん電車は走行本数が少ないレアな電車。見れたらラッキーですよ👍
最後に遊具でひと遊びするために、入口近くの広場へ。
こちらは、黄色い円盤のようなものを回して腕を鍛える(?)大人向けの健康遊具。めいっぱい背伸びして、高速で回そうと夢中になる息子。
子どもって、健康遊具で遊ぶのが好きですよね。本当はダメかもしれないのですが、健康遊具を子どもが触るときは大人がそばで必ず見守ってくださいね。
こちらは、子ども用のスイング型遊具です。
ほかの公園でも遊んだことがあり、山菜のチョロギに似ていることから、わが家では「チョロギ」と呼んでいます。
すべり台は、すべり板が直線の定番の形。
つまらないかなぁ~と思っていたら、持っていった車のおもちゃをすべらせたあと、自分もすべるという遊びにハマって、それを繰り返す息子。なかなか帰れなくなってしまいました。
「駅前のマックでお昼ごはん食べて帰ろう」と声をかけ、ようやく帰途につくことができました。
まとめ
子育てで毎日をあわただしく過ごしている方、「武蔵関公園」でゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。
コロナ禍で遠くに旅行に行けない昨今ですが、公園という日常空間でも、ボートというツールを通して非日常が楽しめます。みなさんも、お子さまと一緒にぜひ体感してみてください。
紅葉の季節は池に映り込む景色が美しく、桜の季節はハラハラと舞い降りてくる花びらが水面を覆うさまが幻想的のようです。ぜひ見てみたいですね。
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