いよいよ夏本番。子どもとのお出かけ先は、「もう水辺しか思いつかない!」なんてご家庭も多いのでは? でも、大型レジャープールは費用がかさみがちで気軽に行けないし、海や川、屋外プールは雨や曇り空だと断念……なんてこともありますよね。今回は、そんなときに頼れる市営プール【アクアブルー多摩】をご紹介します。
地元っ子に愛されつつ、市外からも訪れる人が絶えない【アクアブルー多摩】
東京都多摩市にある常夏の楽園【アクアブルー多摩】は、市が運営する屋内温水プール。

季節や天候に左右されず、1年中快適に水遊びが楽しめるのが魅力です。
流れるプールにスリル満点のウォータースライダー、50ⅿプールなどを備え、プール遊びを楽しみたい人から、本格的に泳ぎたい人まで大満足。それでいて、大人620円、子ども310円(夏季は2時間制)というリーズナブルな料金で、気軽に楽しめる魅力満載のスポットです。
地域に根差したプールながら、口コミでその評判が広がり、今では市外からも訪れる人が後を絶たない人気スポットになっています。
多摩市立温水プール アクアブルー多摩 基本DATA ■所在地:東京都多摩市南野3-15-2 ■TEL:042-338-7667(受付時間9:00 〜 20:00) ■予約:不要 ■料金: ◎夏季(2時間制) 大人620円、子ども310円 ※2時間以上は超過料金が必要。1時間につき、大人300円、子ども150円、シニア150円 ◎夏季以外(1日) 大人620円、子ども310円 ※夏期適用期間は、6~9月までの日祝日及び海の日から8月31日まで。 混雑緩和のため、予告なく変更になる場合あり。 ■アクセス: [電車の場合] 小田急多摩線「唐木田駅」から徒歩約8分 [バスの場合] ◎小田急・京王・多摩都市モノレール「多摩センター駅」発の「日大三高」行きバスに乗車し、「福祉センター」下車、徒歩2分 ◎多摩センター駅発の「鶴牧団地循環」行きバスに乗車し、「南鶴牧小学校」下車、徒歩5分 ◎小田急・京王永山駅発の「東西線右循環」バス(ミニバス)に乗車し、「総合福祉センター前」下車すぐ ■駐車場:あり (4時間まで300円。4時間を超えると1時間ごとに100円) ■トイレ:あり ■食事:あり |
入場制限にご用心! 【アクアブルー多摩】にスムーズに入場するためのコツ
朝から蒸し暑さがまとわりつき、一歩外に出るだけで体力が奪われていく─。そんな容赦ない暑さに見舞われた7月上旬の週末、小4の息子を連れて家族3人で向かったのが【アクアブルー多摩】です。

天候に左右されず、オールシーズン楽しめるのがうれしいところ。近所のプールがまだ開いていない時期や、曇りや雨の予報の日でも楽しめる、我が家の頼れる夏の定番スポットです。
以前、午前10時ごろに着いた際には混雑回避の入場制限がかかり、1時間ほど待った経験があったため、今回はその教訓を活かしてオープン15分前に到着。とはいえ、すでに建物前には列ができていて不安に……。

でも、実は館内ではすでにチケット販売が始まっていて、購入を済ませていた人たちは、オープンとともにすんなり入場。我が家もほとんど待つことなく、9時ちょっとすぎに入場することができました。
夏季の2時間制のシステムを考えると、オープン直後か、あるいは先に入った人たちが一斉に退場する“2時間後”のタイミングを狙えば、入場制限をうまく回避できそう。何度も通っているのに、そんな今さらながら気づきがありました。
流れるプールにスライダー、ジャグジーまで! 7つのレジャープール級設備がすごい
いよいよプールに入場! 何度も来ているおなじみの場所ですが、広がるプール&ウォータースライダーを目にするたび「え、これって本当に市営⁉」と毎回ビックリ。館内は撮影禁止のため、公式画像を交えながら、我が家のお気に入りのポイントや、実際に感じたリアルな魅力をたっぷりお届けします。
【1】まるで海にプカプカの「流波プール」
息子が浮き輪を抱えたまま一直線に向かったのは、100ⅿもの長さを誇る流波プール。

その名のとおり、水の流れに加えて、さざ波のような揺らぎがあり、まるで海に浮いている気分に。

息子は浮き輪に身をゆだねてプカプカ漂いながら、「あと1周〜!」を連発。ニコニコ笑顔が止まらず、すっかりゴキゲンでした。水深が80センチと浅め設計なので、子連れでも安心して楽しめるのもうれしいところです。
【2】スピード満点の「ボディスライダー」
なんと市営プールながら、ウォータースライダーが2種類も楽しめちゃうんです! まず1つ目は、体ひとつで滑り下りる“直滑りタイプ”のボディスライダー。

長さ42ⅿ&高低差5.5mのぐねぐねカーブを一気に滑り下りるコースは、まさにスリル満点。

滑り出した瞬間から「キャー!」と叫びたくなるようなスピード感で、着水の瞬間までワクワクが止まりません。
利用できるのは、身長120cm以上の小学生から。ちょっぴりビビりな息子も、最初はドキドキ…でも滑り終わったあとは「楽しかった!」とニコニコ笑顔を見せてくれました。
【3】冒険感たっぷりの「アイランドスライダー」
もう1つは、1人乗りまたは2人乗りのボートに乗って滑り下りるアイランドスライダー。

長さ102m、高低差10.5mのコースは、一度建物の外に出て、再び室内に着水するという冒険感たっぷりです。

「僕はいいや」と拒否していた息子でしたが、パパの「滑ってみようよ。たぶんボディスライダーよりスピードが出ないから、怖くないよ」の一言でチャレンジ。滑り終えたあとは「あっという間だった!楽しかった‼」と満面の笑み。勇気を出して挑戦したぶん、楽しさも倍増だったようです♪
スライダーは、やっぱり大人気。こちらのアイランドスライダーは、我が家は20分近く待ちました。プールが2時間制の時期は、待ち時間も計算に入れて計画的に動くのがポイントです。
【4】小さなお子さまも楽しめる「キッズプール」
未就学児対象の浅めのキッズプールもあるから、お子さんのプールデビューにもぴったりです。

日常生活でオムツが完全に取れていないお子さまは、プールおよびプール室内に入場できないのでご注意くださいね。ただし館内には、絵本やおもちゃがそろったキッズルームがあり、保護者といっしょに楽しく過ごすことができます。上のお子さまがプールで遊んでいる間に、下のお子さまはのんびり遊べるのがいいですよね。
【5】親子で泳ぎの練習にぴったりの「50ⅿプール」
プールというと、どうしても遊び中心になりがち。でも、ここには50mの本格的なコースがあって、しっかり泳ぎの練習ができるのも魅力です。

「もっと泳げるようになりたい!」という息子には、まさに理想的な場所。パパに教わりながら真剣な表情で泳ぐ姿が、なんとも頼もしく感じられました。
50mプール利用の際は、水泳帽の着用が必須になります。利用する場合は、持参するのをお忘れなく!
【6】温泉気分が味わえる「リラクゼーションプール」
プールで疲れた体をじんわり温めてほぐしてくれるのが、水温38~39度のリラクゼーションプール。

円形のジャグジーでは、爽快なジェットマッサージが楽しめるほか、横になって全身をほぐすタイプも用意されていて、まるで温泉につかっているような気分に。

泳いだあとに、ここでじんわりと体を温めるひとときは、まさに極上のリラックスタイム。温泉好きの息子も、ここだけは毎回外せないお気に入りのスポットです。
まとめ
流波プールに2種類のウォータースライダー、そしてジャグジーまでそろった【アクアブルー多摩】。「これが市営プール⁉」と驚くほどの充実ぶりで、まるでレジャー施設さながらの楽しさが満喫できます。これだけ遊べて、文句なしの神コスパ‼ ぜひ皆さんも、お子さんといっしょに楽しんでみてください。
プールで思い切り遊んだあとは、3階レストランでお腹を満たすのが、我が家のお決まりコース。

軽食系からガッツリ系までそろっていて、親子で「今日は何を食べる?」と選ぶのも楽しみのひとつです。
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